急上昇の恐怖と付き合いながら、米国VIを売り続けている話
日経平均-NYダウ手法、TOPIX-S&P500手法、ゴトー日仲値トレード。このブログでは主にこの3つについて書いてきましたが、実はもう一つ、長く続けている取引があります。米国VIの売りです。今日はその生い立ちを書いておこうと思います。
きっかけは、ネットで読んだ1本の記事
始めたのは3、4年ほど前、ロシアとウクライナの戦争が始まる前だったと思います。ネットで、米国VIを売っている人の記事を読んだのがきっかけでした。
米国VIは、いわゆる「恐怖指数」と呼ばれるVIX指数のCFDです。相場が荒れると跳ね上がり、落ち着いている時期はじわじわ下がっていく。この性質を利用して、平常時はひたすら売り続けるという取引です。理屈を読んで、なるほどと思いました。相場が大きく崩れない限り、地道に積み上がっていく類の取引に見えたからです。
毎月の調整金を、こつこつ狙う
米国VIの売りで私が本当に狙っているのは、値下がり益そのものよりも、毎月の調整金です。VIXは先物のクセとして、期近と期先の価格差(コンタンゴ)が生まれやすく、売り建てているとこの調整金がプラスに働くことが多い。相場が動かなくても、ポジションを持ち続けているだけで毎月プラスが積み上がっていく月が多いので、それを狙って保有していました。
派手さはありません。ただ、じっと持ち続けるだけで少しずつプラスが積み上がっていく感覚は、性に合っていたのだと思います。
多いときは10枚、今は3枚
建玉の規模は、その時々で変えてきました。多いときは10枚ほど持っていた時期もあります。ただ、その分リスクも大きくなるので、VIXが100ポイントくらいまで急騰しても持ちこたえられるように、あらかじめ資金を用意した上で保有していました。VIXの過去最高値は、リーマンショック後の2008年に89台、コロナショックの2020年3月に85前後だったはずなので、100ポイントというのはかなり余裕を持った想定です。
今は3枚ほどに減らして保有しています。理由は特に劇的なものではなく、時期によってリスクの取り方を調整してきた結果、今はこのくらいの規模に落ち着いている、というだけです。
おわりに
暴落が来れば含み損が一気に膨らむ取引なので、決して気楽な部類ではありません。それでも、備えとなる資金をきちんと用意した上で、毎月の調整金をこつこつ積み上げる。この付き合い方を、3、4年ほど続けてきました。機会があれば、実際の成績や、急騰局面で肝を冷やした話なども、あらためて書いてみようと思います。

