手法の有料化を検討して分かった、一番腰が重い理由
前々回、自動売買化について「検討中と言いつつ何も決められていない」という話を書きました。
今日はその話と少し似ていますが、テーマは別です。
手法の有料化について考えてみた、という話を書いておこうと思います。
きっかけは、ふと浮かんだ思いつきだった
このブログでは、日経平均-NYダウ手法もTOPIX-S&P500手法も、ゴトー日仲値トレードも、4時間足のUSD/CADトレードも、すべて無料で公開してきました。
そんな中、ふと「そういえば、有料化ってどうやるのだろう」という考えが頭をよぎったことがあります。
正直に言うと、本気で計画していたわけではありません。
「いつか有料化できたらいいな」という程度の、ぼんやりした思いつきに近いものでした。
だからこそ、具体的にどう実現するかまでは、これまで考えたことがなかったのです。
選択肢を並べてみたら、4つに分かれた
思いつきのままにせず、一度きちんと選択肢を整理してみることにしました。
ロジックそのものはすでにブログで無料公開してしまっているので、「手法の中身を有料の壁の中に隠す」という方向は、今さらしっくりきません。
だとすれば、有料化の形はどうなるのか。
考えてみると、大きく4つに分かれました。
一つ目は、シグナル配信です。ロジックは無料公開のままにしておき、「今日は買いサインです」といった売買サインの通知だけを有料で届ける形です。
二つ目は、自動売買ツール・EA化して販売する形です。
以前使っていたUWSCとExcelの仕組みを、もう少し汎用的な形に作り直して売る、というイメージです。
三つ目は、コミュニティ・サロン型です。
月額課金制のコミュニティを作り、実践者同士で情報交換したり、私に直接質問できたりする場を作る形です。
四つ目は、note有料記事です。
バックテストの具体的な数値や、パラメータを調整していった過程など、ブログではまだ出していない細かいデータをまとめて公開する形です。
こうして並べてみると、試しやすさという点では、四つ目のnote有料記事が一番軽く、一つ目のシグナル配信、三つ目のコミュニティ、二つ目のEA販売という順に、だんだん腰を上げにくくなっていく感覚がありました。
一番腰が重い理由
四つの道が見えたのに、実際には何も動いていません。
ここが今回、一番書いておきたいところです。
理由は、自動売買化の検討記事で書いたことと、実はつながっています。
日経平均-NYダウ手法もTOPIX-S&P500手法も、2023年以降、理論値でのバックテスト成績が悪化している状態です。
そんな今の成績で有料化に踏み出して、読者に「お金を払う価値がある」と胸を張れるのか。
そこに、素直に迷いがあります。
それに、シグナル配信にしてもコミュニティにしても、一度始めてしまえば簡単には止められません。
配信を止める、サロンを閉じる、そういう「後戻り」には、始めるとき以上のエネルギーが要る気がしています。
だから余計に、最初の一歩が重くなる。
成績が悪いのに投資を増やさない、というのは自動売買化のときにも書きましたが、有料化についても同じ理屈が働いているのだと思います。
それでも、一番軽い一歩はありそうだ
とはいえ、四つの中で唯一、今の延長線上でできそうなものはあります。
四つ目のnote有料記事です。
今こうして記事を書いている作業そのものの延長で、バックテストのデータや検証過程をまとめるだけなら、新しい仕組みを一から作る必要がありません。
配信を止められないという縛りもなければ、サロン運営のような継続的な手間も発生しない。始めるとしても、引き返しやすい選択肢だと感じています。
ただし、これは「やる」と決めたわけではありません。
あくまで「一番引き返しやすい道がある」と気づいた、というだけの段階です。
おわりに
前回の自動売買化の話と同じく、今回も「進んでいます」という報告ではなく、「まだ決められていません」という報告になりました。
それでも、決められないでいることも含めて、正直に書いておく価値はあると思っています。
何か動きがあれば、またこの場で報告します。

