みなさんこんにちは。まーきゅりーです。

前回、ゴトー日仲値トレードにたどり着くまでの話を書きました。今日は少し毛色を変えて、今は使っていない、ある環境の話です。今でこそ日経平均-NYダウ手法やTOPIX-S&P500手法を手動でトレードしていますが、実は6年以上、ほぼ全自動でこれらの手法を回していた時期がありました。

きっかけは、さや取りトレード用に買ったPCだった

この自動売買環境の土台になったパソコンは、元々は日経225とTOPIXのさや取りトレードのために、知り合いから購入したものでした。トレード専用機として手元に置いていたこのPCを、のちに日経平均-NYダウ手法・TOPIX-S&P500手法の自動売買専用機として転用していくことになります。

夜の準備から朝の手仕舞いまで、一通り組んでいた

どこまで自動化していたかというと、正直かなり作り込んでいました。

まずタスクスケジューラで、楽天証券のマーケットスピードIIと証券会社のウェブサイトを起動します。ログインはUWSCが行う。続けてタスクスケジューラが、Excelで組んだ「売買サイン判定ソフト」を自動起動します。

このExcelファイルが、事前に土日祝日などの休場情報を入れておいたカレンダーシートと照らし合わせて、その日が休場日かどうかを判定する。休場日でなければ、RSSでその日の日経平均・TOPIXの始値と終値の情報を取得し、陽線か陰線かを見て、NYダウ・S&P500の売り買いを行うためのUWSCファイルを、Excelマクロで選択する。そして執行時刻になると、そのUWSCファイルが人間の代わりにマウスを動かし、クリックして売買を行う。翌朝は同じようにタスクスケジューラで証券会社のサイトを起動し、UWSCが手仕舞いの操作を行っていました。

判定から発注、手仕舞いまで、人間がやっている操作をそのまま機械になぞらせる。地味ですが、こうして一つずつ組み上げていった仕組みです。

自動化のいちばんの恩恵は、時間に縛られないこと

自動化していちばん助かったのは、執行時刻を気にせず過ごせることでした。デイトレードは時間との勝負のようなところがあるので、そこから解放される楽さは大きかった。

ただ、完全に手放しにできていたわけでもありません。何らかの事情で証券会社のウェブサイトにログインできていないことがあり、確認のためにスマートフォンを開いてポジションの有無を見ている、ということが多かったように思います。自動化していても、心のどこかでは見ておかないと落ち着かない。そういう感覚は、最後まで残っていました。

6年使ったPCが、電源の故障で壊れた

このトレード用PCは、6年以上使い続けたと思います。壊れた原因ははっきりとは摑めていませんが、電源関係の故障でした。

ちょうどそのころ、WindowsをOSのバージョン10から11へ切り替える必要が出てきた時期でもありました。買い替えて環境を作り直そうかとも考えましたが、当時のPCのスペックが、アップデートの要件を満たしていない。結局、再構築は諦めることにしました。

今は手動に戻っている

そういう経緯があって、今は日経平均-NYダウ手法もTOPIX-S&P500手法も、手動でトレードしています。一度手に入れた自由さを手放すのは、正直なところ楽ではありません。それでも、また一から環境を組み直すには、それなりの時間と手間がかかります。

今、改めて自動売買化を検討しているのは、こうした過去の経験があるからです。ゼロから始めるわけではなく、一度作り上げて、失った環境がある。その記憶は、次に作るときの土台になってくれるはずだ。

おわりに

便利な仕組みほど、失ったときの落差は大きいものです。それでも、一度手に入れた経験そのものは、なくなりません。もし今、何かを手放さざるを得ない状況にあるとしたら、その経験は、また作り直すときにきっと役に立つはずです。