みなさんこんにちは。まーきゅりーです。

前の記事では株価指数CFD両手法の9月成績をご報告しました。今回は、FXゴトー日仲値トレードの9月実績をお伝えいたします。

ゴトー日仲値トレードとは

ゴトー日とは、毎月5日、10日、15日、20日、25日、月末のことで、これらの日には大手銀行が仲値(1日の中心レート)を決定します。実需のドル買い・ドル売りが仲値決定時刻に向けて集中しやすいという特性を利用し、その前後の値動きを狙って小規模な利益を積み重ねていくのが、このゴトー日仲値トレードです。

なお、9月5日は土曜日にあたるため、直前の平日である9月4日(金)に振り替えて取引を実施しています。9月20日も日曜日にあたるため、直前の平日である9月18日(金)に振り替えました。


9月の実績

全トレード記録

決済日時エントリー日時エントリー値決済値pips1万通貨利益(円)スワップ(円)合計損益(円)曜日
9/4 9:459/4 5:25155.761155.7630.220020金
9/10 9:459/10 5:25153.638153.6531.5150333483木
9/15 9:459/15 5:25154.395154.60120.62,0601122,172火
9/18 9:459/18 5:25156.002156.25725.52,5501152,665金
9/25 9:459/25 5:25158.920158.735-18.5-1,850118-1,732金
9/30 9:459/30 5:25157.372157.301-7.1-710120-590水
合計———22.22,2207983,018—

9月のパフォーマンス分析

基本統計

項目結果
トレード実施日数6日
勝ちトレード4日
負けトレード2日
勝率66.7%
月間損益(取引)2,220円
スワップ合計798円
月間損益(総合)3,018円
平均利益(1トレードあたり)503円
最大勝利+2,665円(9/18)
最大損失-1,732円(9/25)

トレード結果の内訳

勝ちトレード(4日)

  • 9月4日(金):+20円
  • 9月10日(木):+483円
  • 9月15日(火):+2,172円
  • 9月18日(金):+2,665円
  • 勝ちトレードの合計:+5,340円

負けトレード(2日)

  • 9月25日(金):-1,732円
  • 9月30日(水):-590円
  • 負けトレードの合計:-2,322円

トータルでは+3,018円と、小幅ながらプラスで着地しました。勝率66.7%と数字だけ見ると良好に映りますが、勝ち4回のうち2回は+20円、+483円と小さく、利益の中身は9月15日と18日の2日に集中しています。この2日の合計は+4,837円で、月間損益の3,018円を上回っています。9月25日の一敗(-1,732円)が、その分を削った形です。


詳細分析と考察

9月25日の損失について

9月25日は-1,732円と、月間で最大の損失となった日です。この背景を調べたところ、前日に大きく上げた直後の高値圏でエントリーしていたことが分かりました。

前日(9月24日)は、イラン当局者が米国との紛争の拡大・長期化を警告したと伝わり、原油価格と米長期金利が上昇しました。これを受けてドル買い・円売りが強まり、ドル円は9月2日以来となる159円前後まで上昇しています(外為どっとコム)。市場では10月FOMCでの追加利上げ確率が約7割まで高まっていた一方、前の週末には158円台でレートチェックが観測された経緯もあり、159円台に乗せるあたりでは介入への警戒も意識されていたようです(外為どっとコム)。

そして9月25日の朝は、東京時間で持ち高調整の売りが先行し、ドル円は158.72円まで押し戻されました。この日の市場では、160円を目指すという見方と、レンジが続くという見方に分かれていたようです(ザイFX!)。私のエントリー(5:25)は158.920円と、9月の6回の中で最も高い水準でした。前日に上げた直後の高値圏から、ゴトー日の実需買いを期待して入ったことになりますが、仲値にかけては伸びず、158.735円で決済して18.5pipsの下げとなっています。

ゴトー日の実需買いよりも、高値圏での持ち高調整が上回った一日だった可能性があります。エントリー値の高さについては、事実として記録しておきます。

9月18日の利益について

一方、9月18日は+2,665円と月間最大の利益となりました。この日は日銀の金融政策決定会合の結果発表を控えており、市場では0.25%の利上げがほぼ確実と見られていました。焦点は、今後の利上げペースです。前日(17日)のNY市場では、原油価格の続落や米長期金利の低下で155.33円前後まで下落しましたが、米新規失業保険申請件数が予想に反して減少したことで、156円近辺まで下げ幅を縮めています(外為どっとコム)。

私のエントリーは5:25の156.002円で、ちょうどこの押し戻した水準でした。そこから仲値にかけて25.5pips上昇し、156.257円で決済しています。ちなみにこの日は、日銀が利上げを決めたにもかかわらず円安が進み、ドル円は157円台まで上昇しました(外為どっとコム)。決済後のさらなる上昇は、私の取引には含まれていません。

もう一つの大きな勝ちである9月15日(+2,172円)は、FOMC初日で方向感が定まりにくいと見られていた日でした。前日のNY市場では米10年債利回りが約3年ぶりに5%を超え、ドル円は155円付近まで上昇したものの、その後は急速に上げ幅を縮めて154円台前半で取引を終えています(外為どっとコム)。私のエントリー(5:25)は154.395円と、その終値のすぐ近くです。そこから仲値にかけて20.6pips上昇しており、特別な材料というより、需給で素直に動いたゴトー日らしい値動きだったのではないでしょうか。

スワップについて

9/10のスワップは333円と、他の日の3倍ほどになっています。木曜日の早朝5:25のエントリーは前日水曜日の取引日として扱われ、水曜日のロールオーバー分の3日分のスワップが付くためです。

一方、9/4はエントリーが早朝5:25だったにもかかわらず、スワップが0円でした。このトレードを実際に行っているみんなのFXでは、9/3のスワップ日数が0日で、9/4の早朝の取引は前日9/3の扱いになるためです。バックアップとして併用しているヒロセ通商でも、9/3のスワップ日数は同じく0日でした。問題のない結果であり、不具合ではありません。

スワップの合計は798円で、月間損益の約26%にあたります。8月は、スワップ715円が取引損益の-910円をほぼ打ち消して-195円で着地しました。9月は、スワップ798円が取引損益の2,220円に上乗せされた形です。小さな金額に見えても、月間損益の中では無視できない存在です。

金曜日の勝率について

9月は、ゴトー日が金曜日にあたる日が3回ありました。9/4と9/18が勝ち、9/25が負けで、3回中2勝です。6月は2戦2敗、7月は5戦4勝、8月は1戦1敗でしたので、6月からの通算では11戦6勝5敗、勝率は54.5%になります。「金曜日かつゴトー日は勝率が高い」というアノマリーを裏付ける数字とは、まだ言えません。回数が少ないうえに、手元にある数年分のデータでの曜日別の勝率も、きちんと集計できていないままです。結論を出すのは早計ですが、毎回勝てるアノマリーではないという点は、9月も変わりませんでした。曜日別の勝率は、引き続き宿題として残しておきます。


9月の総括

9月のゴトー日仲値トレードは、6回のトレード実施で+3,018円という、小幅ながらプラスの結果となりました。8月の-195円から一転してのプラスですが、7月の+13,940円には届いていません。

主な要因は以下の通りです。

  1. 9月15日と18日の2勝:合計+4,837円で、月間損益を上回った
  2. 9月25日の一敗:前日に上げた高値圏でエントリーし、持ち高調整の売りに押されて-1,732円となった
  3. 残り3日は小幅な値動きにとどまる:9/4が+20円、9/10が+483円、9/30が-590円で、3日の合計は-87円だった

値幅が大きかったのは、9/15、9/18、9/25の3日で、いずれも18〜26pips程度でした。勝率66.7%という数字は良く見えますが、利益は少数の日に集中していました。8月が「静かな月」だったとすれば、9月は「利益が少数の日に集中した月」だったというのが率直な感想です。ゴトー日アノマリーは常に機能するものではなく、その日を挟む相場材料と、エントリーした水準次第で結果が変わることを、9月も改めて示す結果になりました。

なお、9/30のトレードからは、ゴトー日の通知の仕組みを実際に使い始めています。その内容については、別の記事で改めてご報告いたします。10月のゴトー日仲値トレード実績は、11月以降の実績記事でお伝えします。引き続きよろしくお願いいたします。