みなさんこんにちは。まーきゅりーです。

前の記事では株価指数CFDの7月成績をご報告しました。今回は、FXゴトー日仲値トレードの7月実績をお伝えいたします。



ゴトー日仲値トレードとは

ゴトー日とは、毎月5日、10日、15日、20日、25日、30日(および月末)のことで、これらの日には大手銀行が仲値(1日の中心レート)を決定します。

ゴトー日仲値トレードは、この仲値決定時刻付近での値動きの特性を活かしたFXのデイトレード手法です。仲値前後の短時間での値動きを狙って、小規模な利益を積み重ねていくトレード方法です。

なお、7月31日の取引については、通常利用している「みんなのFX」で決済指示を出し忘れてしまい、手動での遅延決済となってしまいました。正確な比較のため、この日についてはバックアップとして並行運用している「ヒロセ通商(LION FX)」で行っていた同時刻・同条件のトレードデータに置き換えてご報告します。


7月の実績

全トレード記録

決済日時エントリー日時エントリー値決済値pips1万通貨利益(円)スワップ(円)合計損益(円)曜日
7/3 9:457/3 5:25161.087161.39630.93,0901753,265
7/10 9:457/10 5:25162.381162.312-6.9-690160-530
7/15 9:457/15 5:25162.240162.216-2.4-240150-90
7/17 9:457/17 5:25162.395162.393-0.2-20150130
7/24 9:457/24 5:25163.839163.9258.68601601,020
7/31 9:457/31 5:25159.525160.525100.010,00014510,145
合計130.013,00094013,940

7月のパフォーマンス分析

基本統計

項目結果
トレード実施日数6日
勝ちトレード4日
負けトレード2日
勝率66.7%
月間損益(取引)13,000円
スワップ合計940円
月間損益(総合)13,940円
平均利益(1トレードあたり)2,323円
最大勝利+10,145円(7/31)
最大損失-530円(7/10)

トレード結果の内訳

勝ちトレード(4日)

  • 7月3日(金):+3,265円
  • 7月17日(金):+130円
  • 7月24日(金):+1,020円
  • 7月31日(金):+10,145円
  • 勝ちトレードの合計:+14,560円

負けトレード(2日)

  • 7月10日(金):-530円
  • 7月15日(水):-90円
  • 負けトレードの合計:-620円

金曜日のトレードが5回中4回勝利という結果になり、6月にご紹介した「金曜日かつゴトー日は勝率が高い」というアノマリーを裏付ける月となりました。


詳細分析と考察

7月31日の突出した利益について

7月31日は月間利益の大部分(約72%)を占める10,145円という突出した結果となりました。この背景を詳しく調べたところ、単純なゴトー日アノマリーだけでは説明できない、大きな相場材料が働いていたことが分かりました。

7月31日の市場背景

FOMC・日銀会合が重なる大イベント週
7月27日〜31日は米FOMCと日銀会合が重なる大イベント週でした。7月30日の海外市場では中東情勢緊迫による原油高でドル買いが進み、一時163.988円(約40年ぶりの164円台目前)まで上昇しました。

介入ショックによる急落
その後7月30日夜22時30分頃、本邦通貨当局によるとみられる円買い・ドル売り介入(NY連銀のレートチェック観測も)が入り、162.80円付近から157.944円まで数分〜短時間で5円近い急落となりました。

朝方の買い戻しが100pips益の実体
この急落の後、東京時間の朝方にかけてパニック的な売りが一巡し、160円台半ば〜160.7円付近まで買い戻される展開になりました。つまり、5:25のエントリーは介入直後の安値圏に近いタイミング、9:45の決済はその戻り高値圏に近いタイミングだった可能性が高く、これが100pips益の実体です。

反発を後押しした要因

  • 介入直後の急落は明らかにオーバーシュート(行き過ぎ)だったため、自律反発・ショートカバーが入りやすい状態だった
  • この日は日銀会合2日目で、正午前後に政策金利発表・植田総裁会見を控えており、ポジション調整(様子見の買い戻し)が入りやすかった
  • ゴトー日(月末)の実需ドル買いが仲値にかけて重なり、反発の勢いを後押しした可能性

7月31日の結論

今回の利益の主因は「ゴトー日仲値の実需フロー」ではなく、「前夜の介入による急落からの自律反発・ショートカバー」がメインで、それにゴトー日の実需買いが多少上乗せされた形と考えるのが妥当です。通常のゴトー日効果は15〜30pips程度の値幅が一般的であり、100pipsという値幅はその規模をはるかに超えています。

裏を返せば、この日は介入警戒・日銀会合という通常のゴトー日取引よりはるかにボラティリティが高い特殊な日で、タイミングが逆に出ていれば(さらなる介入や急変動)大きな逆行リスクもあった相場でした。「ゴトー日だから安定して儲かる」パターンの再現性として捉えるのは注意が必要です。

金曜日の勝率について

6月の実績では金曜日のトレードが2戦2敗でしたが、7月は5戦4勝と大きく改善しました。6月の記事でお伝えした通り、金曜日かつゴトー日というパターンは統計的に勝率が高いとされており、7月の結果はこの傾向により近いものとなりました。


7月の総括

7月のゴトー日仲値トレードは、6回のトレード実施で13,940円の利益となりました。6月の-1,554円の損失から大きく改善しています。

主な要因は以下の通りです:

  1. 金曜日トレードの好調:5回中4回が勝利という結果に
  2. 7月31日の特殊要因:日銀会合前の為替介入ショックからの反発という、通常のゴトー日アノマリーとは異なる大きな値動きが加わった
  3. 通常のトレード(7/31を除く5日)でも堅調:合計3,795円の利益を確保

7月31日の大きな利益は再現性の低い特殊要因によるものであることを踏まえ、実力としては通常5日分の3,795円(平均759円/日)程度が目安になると考えられます。


8月のゴトー日仲値トレード実績も、順次レポートいたします。引き続きよろしくお願いいたします。